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「いつみても波瀾万丈」 乙武洋匡の明るさ、清清しさ [TV]

日テレの長寿番組「いつみても波瀾万丈」を珍しく、見てしまった。
福留功男さんや、間寛平さん、野際陽子さんなんかが、レギュラーのトーク番組だ。
4月15日のゲストは、あの「五体不満足」の乙武洋匡さんだった。

単行本「五体不満足」は、大ベストセラーになり、580万部も売れたそうだ。
私も、随分前に、読んだことがある。

乙武さんは、ハイトールの電動車椅子に乗って、颯爽と現れた。
両手・両足がないのに、いつも、明るい乙武さん。
そんな乙武さんが、中央に座り、番組は始まった。

彼の半生を聞いていて、まず、思ったのは、両親の対応が、偉いということだ。
両手・両足の子供が生まれたら、他人に見られたくない、とか、世間体が悪いとか、
いろいろネガティブに考えるのが、人の常だ。
しかし、洋匡さんの両親は、積極的に、世間に出て行かせたのだった。

高校受験のとき、洋匡さんが目指す高校の近くへ、引っ越したのは、
とてもビックリした。
世界中で、家族が一番大切だということを、身を持って示した両親。

あと、幼稚園や小学校の対応が、よかったことに、驚かされた。
最近、普通じゃない子供を拒否する、幼稚園とか、小学校の話が多いので。
特に、電動車椅子に頼るなと、教えた先生は、偉い先生だと思った。

受け入れ側の対応が良かったのは、洋匡さんが明るくて、活発だったことも
あるのかもしれないが、やはり、両親、特に、母親の愛情は、海より深かった。
洋匡さんが授業中、廊下で、母親が、ずっと待っていたとは・・・(涙)

私は、五体満足なのに、つまらないことで、落ち込んだり、自信をなくしたり・・・
洋匡さんがあの身体で、バスケットのドリブルを実演した時、
自分が出来ないと愚痴を言っているのは、チャレンジしないだけなのだ、と
しみじみ悟った。

五体不満足の洋匡さんに幸いだったのは、頭脳明晰なことだ。
いくら集中して勉強しても、早大政経には、簡単に入れるものじゃあない。
この番組でも、受け答えが、簡潔で、的確で、それを証明していた。

「五体不満足」が大ベストセラーになり、一躍、人気者になった洋匡さん。
3月23日のここのブログで、綿矢りささんの小説「夢を与える」について書いた。
その中で、有名人は、世間で認識されている自分と本当の自分とのギャップに
悩む、ということが、書いてあった。

洋匡さんも、そういう乖離やマスコミ攻勢に悩まされ、嘔吐などの体調不良に
なったという。いやはや、有名人になるのは、たいへんなことなんだね。

ここでも、偉かったのは、両親だ。
息子に干渉せず、表舞台にしゃしゃりでないで、いたことだ。
最近、子供が人気者になると、それ!とばかりに、その親が出てくる事が多い。
根性がさもしく、バカな親で、恥さらしで、どうしようもない。

洋匡さんが、スポーツライターになりたかった気持ちは分からないでもないが、
私は、なんか、ちがうんじゃない、と思った。

30歳前後というと、多くの男性が、パラサイトシングル化しているという。
親に甘えて、ジコチューの生活から抜け出せない人も、多いとか。
ところが、同じ年代の洋匡さんが、社会に恩返しをしたいと、
この4月から、小学校の教師になった。
この方が、洋匡さんらしいなあ。

このことは、洋匡さんのそれまでの人生が、波瀾万丈だったために、
もうすでに、大人の男性になっている現われのように、思った。
「違いを認める」ことこそが、重要な原理だと、洋匡さんが言った言葉が、
五体不満足な人の言葉だけに、心に強く響いてきた。










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