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「風林火山」第40回 池脇千鶴の母性の涙、福田麻由子の可憐さの涙 [池脇千鶴]

三国同盟と題した、「風林火山」の第40回は、池脇千鶴さんの大ファンの
私にとっては、正に、大納得の回だった。

何が、大納得か、と言って、当然、三条夫人(池脇千鶴さん)と
その娘・梅(福田麻由子さん)の別れの場面だ。
武田は、今川と北条との三国同盟のために、
梅を、北条の御曹司のところへ、嫁に出すことしたのだ。

梅は、まだ、12歳という幼さで、甲斐を離れて、嫁にいくのだ。
これだけでも、涙が出そうなのに、梅が、家を出て行く時に、
父・晴信(市川亀治郎さん)の言葉を待っても、当の晴信は、無言のままだった。

そのまま、出立しようとするとき、三条夫人が、たまらず、立ち上がって
声をかけ、梅を抱きしめるのだった。
そして、三条夫人は、お前も辛いだろうが、母も辛いのだ、と思わず、吐露。
北条へ行ったら、どんなことがあっても、辛抱して、堪えなさい、といい、
いざとなったら、自害して果てよ、母も生きてはいない、と、切々と言い聞かせる。
母は、いつも、そなたと一緒にいる、という言葉を
聞いたとき、私は、涙をこらえることが、出来なかった。

最初、晴信は、やめなさい、見苦しい、と、三条夫人を制止しようとするが、
三条夫人のあまりに大きな母性に打ちのめされて、父である自分の気持ちも
押さえきれなくなり、さらに、飯富虎昌(金田明夫さん)や、
萩乃(浅田美代子さん)の懇願もあり、ただ、ただ、立ち尽くすばかりであった。

なんという名場面だったろうか!
池脇千鶴さんの母らしい好演に加えて、福田さんの可憐な娘としての、
上手な演技が、合わさって、見るものに、涙をさそわざる得ない、
感動の場面だった。

1月から、この大河ドラマを、見続けてきた甲斐があった。
池脇さんの美しい眼差しと涙、福田さんの乙女らしい愛らしい表情と涙、
それらが、なにか、宝物のように、私には、感じられた。

この大河ドラマは、基本的に、男のドラマであり、
主人公は、山本勘助(内野聖陽さん)なんだけど、この回は、
母と娘の絆の強さに比べて、全く、いいところが無かった。

雪斎(伊武雅刀さん)との、慈愛についての議論も、
すっかり、雪斎に負けている、ジコチューで、小心者の勘助だった。
三条夫人の母性の偉大さに、感心しているようでは、情けない。

晴信が、画策して、勘助に、嫁を、と、動いていた。
相手は、原虎胤(宍戸開さん)の娘、リツ(前田亜李さん)である。
虎胤は、勘助が年配なので、乗り気ではないが、リツは、乗り気で、
ドンドン、勘助にアタックする。
はて、当時は、そんなことが、許されたのか、と、やや疑問だった。

武田と今川と北条の三国同盟は、戦国時代、自国の安全を考えると
仕方が無かったのかもしれないが、紳士協定に近く、気休めだ。
それより、晴信も、義元(谷原章介さん)も、氏康(松井誠さん)も、
自国のことしか考えない、お山の大将で、スケールが小さい。
とても、天下統一を成し遂げられるような、大人物では、なかったな。

長尾景虎(Gacktさん)は、大義名分を重んじて、上洛し、
後奈良天皇への忠誠を、誓う。
不思議だったのは、武田と対峙しているのに、上洛したことだ。
それで、武田も、この機に、上杉を攻めなかったのは、なぜだろう???

晴信と、由布姫(柴本幸さん)のやりとりは、ちょっと、面白かった。
由布姫は、既に、身体を壊していて、へんな咳をしている。
だから、夜のおつとめはできない、と言った、柴本さんが、なんか、
不自然で、可笑しかった。
やはり、柴本さんに、そういう、Hなセリフは、まだ、無理なのかな。

美瑠姫のところへ行ったことを、口を滑らせた晴信に、
由布姫は、気分を悪くするが、由布姫が一番大事という、
晴信のいいわけに、笑いながら、誰にでもそう言う、と返した、
由布姫は、すこし、大人の女になったような気がした。
しかし、由布姫に、三条夫人みたいな、偉大な母性が感じられないのは、
一体、どういうわけだろう???

そういう由布姫が、次回は、病で亡くなってしまうようだ。
この姫は、なんのために、自害しないで生き延び、
なんのために、敵国・武田家に入って側室となり、
なんのために、諏訪で、病死したのだろうか・・・・・





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