So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

映画「アヒルと鴨のコインロッカー」男優陣の演技だけが光っていた [映画]

2007年6月に公開された、映画「アヒルと鴨のコインロッカー」を、
新作レンタルで見た。ともかく、変わった映画だった。
なんて言ったらいいんだろう???  
とりあえず、アジア留学生の物語かな。でも、ちょっと、違うような。
一種のサスペンス映画なのか?  でも、ちょっと、違うような・・・・

ともかく、眠くもならず、一応、興味を持って見られたことは、確かだ。
ただ、気色悪いというか、後味悪い部分もあった。

この映画を最後まで見れたのは、もちろん、ミステリー部分に惹かれたからだけど、
もう1つ、演じている俳優たちの出来が、とても、良かったからだ。

東京から、仙台の大学へ来た、靴屋の息子・椎名は、知らず知らず、とんでもない
事件に巻き込まれていくが、その様子を、濱田岳さんが、上手に演じている。
長身でイケメンの若手俳優は多いが、濱田さんみたいな俳優も、貴重だ。

この映画では、おそらく、主人公に該当する河崎を、瑛太さんが、実に自然に、
演じていて、その演技力に感心した。瑛太さんは、もう1つ、重要な役割を
果たしているが、その演技が、賞賛に値するほど、いい演技だった。

詳しくは書かないけど、重要な人物を演じていた、松田龍平さんも、実に、
いい味を出していた。この人の演技も、ホント、自然で、さりげなくて、
しかも、ポイントを逃していなかった。

こんな3人の俳優が、演じているから、そういう意味で、この映画が、
悪くなるはずがない。
ただ、やはり、脚本が、私には、イマイチかな、と、思った。
まあ、人気作家・伊坂幸太郎さんの原作があるので、脚本ばかりのせいには、
出来ないが、原作を読んでいないので、そこの判断は、今は、できない。

ともかく、動物虐待の話を、なぜ、入れたのか、そこが、理解できない。
このテーマは、どんな話に持っていっても、絶対、後味は悪い。
主人公が、動物を可愛がり、河崎の元彼女・琴美(関めぐみさん)が、
超動物好き、という設定を、生かしたかったのだろうけど・・・・・

男優陣に比べると、関さんの演技は、オーバーアクションだね。
ちょっと、やりすぎだ。それにしても、琴美が、いくら、動物好きでも、
あそこまで、やるかなあ???  かなり、疑問だ。

動物愛護法があり、留守電の証拠もあって、警官たちの目の前で
琴美がやられたのに、悪者の1人が、短期間で、釈放され、平然と、
働いている、っていう設定は、かなり、不自然だ。

あと、ペットショップの店長・麗子(大塚寧々さん)の存在も、微妙だ。
動物愛護に引っ掛けたのか???  それはともかく、麗子のポリシーが
全然、分からない。最後のほうで、自首しろよって、どういう
考えなんだろう?? ペットを商売にしている信条って、ないのかな??
大塚さんに、説得力ある演技を、期待したかったのに・・・・

なぜ、アジアの留学生なのか?  なぜ、ブータンなのか?
日本人に冷たくされたり、日本語を覚えるのが大変だったり、
アジアの留学生の映画、という側面は、確かに、あるけれど、
アジア留学生のための映画には、ズバリ、なっていないと思う。

もちろん、もともと、100%、そういう意図でないことは、わかるが、
復讐の具体的シーンは、仏教国ブータンとは、乖離するイメージだった。
鳥葬から来る、イメージだとしたら、そんなもの、あまり、賛成できないな。

この映画の題名は、アヒルと、鴨と、コインロッカー??!!
ともかく、変な題名だよね。アヒルは、日本人で、渡り鳥の鴨は、
外国人のイメージか?  鴨の概念規定は、良く知らないけど、
日本在来種も含む、漠然とした、概念らしい。

で、コインロッカーだけど、これは、映画を見終わった今でも、意味不明だ。
映画では、神様の目をマスクするために、という、意味だった。
それは、椎名の優しさなのかもしれない。

ダイレクトには、そうなんだろうけど、コインロッカー=日本列島=島国
みたいな、連想は、許されるんだろうか?????
アジア大陸から、やってくる、鴨も、島国では、行き詰って、行くところがない。
それで、ボブ・ディランの歌なのかなあ・・・・・・・・・・

東京に、帰省する、椎名に、未来は、あるんだろうか???
仙台に残された、アジアの留学生は、寂しくないんだろうか?
私には、不安ばかり、残る、映画だった。



nice!(1)  トラックバック(1) 

nice! 1

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は180日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。